岡田恭子先生へ
昨年の10月ごろから突然、目の周りを中心に赤み、激しいかゆみ、ただれ、などが出ました。
もともとアトピー性皮膚炎を患っていたので、少々かゆくても、なにがあっても慣れてはいましたが、
今回のかゆみは特別でした。眼球を取り出して水で洗いたいくらいでした。
20代まで、ステロイド剤を全身につかっていて、脱ステロイドを試み、約20年かけてやっと良くなっていたものの、
その頃の食事(マクロビオティックを取り入れたり、自然療法をしてみたり)は、だんだん体調が良くなるにつれて、過去のものとなっていました。
先生のところに伺うようになった頃の食事はひどいものでした。※1
“忙しい”と心を亡くした毎日で、その結果が自分にきちんと返ってきました。
何年も前に、岡田先生の教室に通っていた友人がプレゼントしてくれた先生の本をふと手にとって、駆け込み寺のように連絡をさせていただいたのが好転の始まりでした。
基礎科が春からでしたが、待ちきれず、早く先生にお会いしたいと、まずはパンの教室に入会しました。
ここではマクロビオティックの教えはないのですが、すっきりとした空気の中、台所での立ち居振る舞い、順序を考えながらしつらえていくことなどをはじめ、先生のお考えや想いも伺えて、新しい風が私の中にやってきました。
とはいっても、肉も甘いものも好物で、突然には止めることはできずにいました。
春になって、基礎科が始まりました。
2週間に一度、習った料理を毎日繰り返し作って食べました。
すると、本当にそのとおりでした。
大きなお便りがたくさんやってきて、毎朝、体からはがれていっているようでした。
でも、食いしん坊の私は、朝食なしの一日二食にはなかなか慣れませんでした。
そこで、小豆かぼちゃをどんぶりで?と本に書いてあったのを良いことに、空腹を感じたり、何か後で後悔しそうなものに手を出しそうになったときは、先生の本の中のものをどっさり!食べることにしました。小豆かぼちゃと玄米クリームはおなかまわり、(たぶん内臓の脂肪も!!)がすっきりとして感動しました。
また、だんだんと時が経つにつれて、『知って』いても、2週間の教室に来ない間に崩れてくる食事を、先生にお会いする日の数日前より急に基本に戻したり(※2)、ということをしていました。ただ、先生のおっしゃるとおり、どぶ川では少しの汚れも分からないが、澄んだ川では少しの汚濁もすぐ分かる(※3)、というお言葉のとおりか、頭が痛い、吐き気がする、めまいがしたり、と教室の日に限ってそんな状態が多くなっていました。※3
そんなときには、岡田先生にお電話などさせていただき、いろいろのアドヴァイスをいただきました。
梅醤番茶を体がほしいと思う濃さと量を、しょうが湿布を、など。少しずつハードルをコーチ付きでクリアしていく感じで心強かったです。
このようにして、少しずつではありますが、間違いなく、続けることによって体調が良くなり、軽やかになると同時に肌も透明感が出てきていました。※4
しばらくはこんな様子ではあるものの、でも、やはり、時々?はハンバーガーや甘いものもペロリと食べて“前よりはずっとマシ”な怠けマクロをしていました。
こんな食生活でも、目の周りのかゆみ、はれ、ごわごわなどはだいぶ改善されてきました。
喉もと過ぎれば熱さを忘るる何とやら…。
ちょっと良くなってきた、だいぶ安定してきた、とまたぽつぽつとマクロビオティックの基地から遠くまで飛んでいくようになっていました。毎日、少しずつ、遠くまで飛んでは、マクロの基地に戻っていましたが、だんだん遠くに羽目をはずしすぎて、とうとう、症状!というメッセージをもらうまで調子に乗って飛びマクっていました。
去年と同じ、目の周りが、そしてほほの辺りにかゆみとはれ、唇にはヘルペスができました。
顔はところどころ赤みを帯び、口は唇にヘルペスがあるため開けられないほどの痛みで、口腔内粘膜もただれていました。
おいしそうな黒糖の豆を買ってきて(白砂糖じゃないほう、と言い訳しながら)、手がとまらなくなったその翌日から、突然でした。
もちろん、それまでの数週間の乱れた食生活が積もり積もって、そこにこのお豆が引き金になったものと思われます。
しかし今回、前の時とは大きく違いました。
急ぎ、半断食、梅醤番茶、玄米クリームなど、を本を見ながら開始しました。
よく噛む、ということも毎食心がけました。
すると、およそ15日ほどで、ひどい状態から脱することができました。
今では、前のように、一緒に食事している友人がお寿司、ハンバーガー、こってりのイタリアンなどを食べているときに、私も一緒に?とは思わなくなりました。岡田先生にお会いした頃に、仕事で外食が多いなら、寿司屋で皆さんがいろいろ食べているときには、お稲荷さん、カッパ巻き、とおっしゃってくださいましたが、無理ですっ☆て内心では思っていましたから。※5
まだまだ、岡田先生の教室を“滝つぼ”のように行かせていただきたいと願っております。
どうか、これからも、ご一緒お願い申しあげます。
ありがとうございました。